H.O 通関担当

お客様から他部門の業務担当者を通じて依頼される輸出入貨物の申告書類を作成し、MLPシステム(当社の3PLシステム)を介して、NACCS(輸出入・港湾関連情報処理システム)によって輸出入申告を行い、輸出入関連書類を申告税関に提出します。申告した貨物について税関の検査が必要になった場合には、税関職員と共に現場検査に立ち会ったり、コンテナ詰めされた貨物であれば、大型X線検査の手配を行うこともあります。取り扱い貨物は化成品、繊維製品、鉄鋼、非鉄金属、機械類から食料品に至るまで多岐にわたります。当社は横浜税関長よりAEO事業者として、認定通関業者及び特定保税承認者の認定を受けており、適正かつ迅速な通関手続きをお客様にご提供出来るよう日々努力しています。
仕事のやりがい
貿易立国である日本の貿易業務は商社だけでは成り立ちません。国内のメーカーから、海外の買い手企業まで貨物を届けるためには、 当社の様な物流企業が重要な役割を担っており、その中でも通関業者がいなければ、貨物を輸出することはできません。 輸入も同様で、日本で使われている輸入品のほとんどは私たち通関業者が輸入申告をしたものです。世間一般にはあまり知られていない職種ですが、 責任のある輸出入の専門家としての仕事に日々やりがいを感じています。
苦労したこと
通関士は、条約に基づき、あらゆる貿易対象品目を膨大なHSコードと呼ばれる番号に置き換え税関に申告する義務があります。 申告貨物の加工度合いや化学成分等によって申告する番号が変わってくるため、 時には貨物の製造メーカーと同じくらいの専門知識が必要になります。また、外為法や麻薬・向精神薬取締法等、法令に抵触する貨物は各所管大臣の許可や承認が無ければ輸出入できませんが、これらの法律をクリアしているのかを判断する際には、幅広い法令知識が必要とされるため書類の審査には常に苦労しています。
学生のみなさんに一言

初めて経験する就職活動にみなさん大変苦労されていることと思います。しかし、就職活動は学生から社会人へと考え方が成長していくための第一歩であり、辛ければ辛いほど終えたときにはより大きな充実感が得られます。時には挫折を味わうこともあると思いますが、 それは誰にでもあることですし、恥ずかしいことではありません。その中でも歩みを止めず、臆せず自分の信念をまっすぐ面接官にぶつけてみてください。
1日のスケジュール
8:15 | 出社 |
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8:30 | ラジオ体操 |
8:45 | 朝礼、メールチェック |
9:00 | 輸出入申告書類作成及び輸出入申告業務 |
12:00 | 昼休み |
13:00 | 税関業務立会いのための打ち合わせ |
14:00 | 東京湾 大井コンテナ埠頭にて現場検査立会い |
16:00 | 輸出入申告業務書類作成及び輸出入申告業務 |
17:45 | 一日の通関業務集計 |
18:00 | 翌日の申告書類作成準備 |
19:00 | 退社 |