社員教育・研修

社内研修
海外研修
MJ-Board
Meeting
キャリアアップ
川崎研修
センター
「創生館」

社内研修

当社では、グローバルな視点でロジスティクスを企画・運営・提案できる物流管理能力を有した社員の養成に力を注いでいます。ここでは、新入社員の育成および階層別教育について紹介します。

新入社員の育成

当社では、新入社員の育成に半年間の仮配属制度を導入しています。入社後の集合研修後は、本社または実際に貨物を扱っている事業所で実務研修を行います。仮配属期間は、どの事業所に配属されても対応できるように、丸全社員としての基礎を身につける期間です。半年後には適性をみて本配属となりますが、その前には新入社員二次研修を行っています。更に、入社2年目、3年目にも集合研修を行い、若手社員のモチベーションアップを図っています。

新入社員第一次研修(集合教育)

新入社員第一次研修は、入社式に引き続き、2週間程度の集合教育を行い、社会人としての基礎を学びます。知識・態度教育の学習とともに、グループワークやフィールドワークを通じて、同期の絆を深める大切な期間でもあります。

新入社員第一次研修の様子
新入社員第一次研修の様子

ブラザー・シスターシステム(職場内教育)

新入社員の育成策のひとつが、先輩社員が新入社員のOJT(On the Job Training)を担当する「ブラザー・シスターシステム」です。長年続けている当社独自の取り組みです。
仮配属期間を含む1年間は、公私にわたって頼りにできる先輩社員が、ブラザー・シスターとなってマンツーマンで新入社員の個別の育成計画をつくり、会社の仕組みや挨拶などのマナー、業務の基本などを指導します。毎月研修報告書を人事部と共有し、連携をとりながら、新人社員を見守ります。また、人事部では、期間中に、新人・ブラザー・シスター、所属長などとも個別面談を行い、「新入社員は職場全員で育てる」という風土を大切にしています。

ブラザー・シスターと新入社員
ブラザー・シスターと新入社員

新入社員第二次研修(集合教育)

新入社員第二次研修では、第一次研修の振り返りや業務研修中の自らの仕事の総点検を行い、新入社員の基本行動をチェックします。また、社会人基礎力を向上させるため、仕事の進め方、改善活動、報告・連絡・相談の強化について学び、会社全体への理解を深めます。

入社から本配属までのスケジュール

入社から本配属までのスケジュール

階層別教育

当社では、各階層ごとに必要とされる能力を高めるために、本社での集合教育、通信教育、社外講師によるセミナーなどさまざまな方法を取り入れた教育を行っています。(新入社員の育成も階層別教育のひとつです。)

教育体系図

教育体系図

注 ※マルゼン・グローバル・アカデミー
グローバルネットワーク構築のため、海外研修などを通じてより専門的、多角的な教育を行い、国・地域を問わず、均質なサービスを提供できる人材を育成する。

階層別教育体系

最高管理者教育

対象者 最高管理者教育:部長・次長
※新任最高管理者教育:部長・次長昇職者(待遇職含)
目的 会社幹部としての部門経営能力の向上を図る。
方法 ・企業経営講座(年度計画)
・時局講演
・通信教育

管理者教育

対象者 ※管理者教育:課長・所長(副参事・主事)
※新任管理者教育:課長・所長昇職者(待遇職含)
目的 管理者としての使命・役割の認識と、組織運営に必要とされる様々なマネジメントの知識・技能を修得することで、総合的な管理能力の向上を図る。
方法 ・本社集合教育(年度計画)
・社外講師によるセミナー
・通信教育

監督者教育 主事登用試験

対象者 監督者教育:課長補佐・所長補佐
※主事補昇格者教育:課長補佐・所長補佐昇職者
※専任主事補昇格者教育:事務主任・現業主任昇職者
目的 監督者としての使命・役割の認識と、必要とされる知識・技能を身につけることで、部下に対する指導性の確立を図る。
方法 ・本社集合教育(年度計画)
・社外講師によるセミナー
・通信教育

一般職社員教育 主事補、専任主事補登用試験

対象者 1.中堅社員教育:中級職昇格者
2.一般職社員教育:一般職社員
目的 1.中堅社員としての自分の役割・必要能力・行動改革等について考えさせ、職場の第一線リーダーとしての養成を図る。
2.物流企業に勤める社員としての基礎知識を習得させ、業務担当者としての養成を図る。また、自己啓発への積極的な取組みを勧める。
方法 本社集合教育(年度計画)
社外講師によるセミナー
通信教育

新入社員教育

対象者 1.新入社員教育:定期採用新入社員
2.中間採用者教育:中間採用社員
目的 会社全般に関する概要を習得させ、組織の一員としての基礎を養い、社員として必要な基本的知識・技能を修得させる。
方法 1.定期採用新入社員
・通信教育(採用内定者)
・本社集合教育(年度計画)
・(1)第一次教育(入社時)(2)第二次教育(入社6ヶ月後)

2.中間採用社員
・本社集合教育(入社時)

注 ※印は必修教育で、年度計画による実施

海外研修

海外研修

当社では、グローバルなフィールドで活躍できる人材の確保を目的に、「海外研修制度」を実施しています。 研修期間は原則1年で、語学力の向上と海外物流についての実務教習を行います。

海外研修生紹介

海外研修生紹介
江目 雄大(2008年入社)

海外研修生であった江目職員は2017年1月から約半年間、アメリカ合衆国のオクラホマシティ大学内にあるELSランゲージセンターにて、1日6時限ボキャブラリー・文法・会話・リーディング・ヒアリング・ビジネス英語の授業を受けました。その後、マルゼン・オブ・アメリカでの実務研修を約半年間経験し、現在は引き続きアメリカ駐在し同社に勤務しています。ここでは江目職員の語学研修レポートをご紹介します。

海外研修生への志望理由は?

入社当初から海外に精通した業務に憧れがありました。海外研修制度において習得した語学や異文化理解、現地法人で学ぶ業務や経験を通して、当社の多様性とさらなるグローバル化に貢献できると感じ志望しました。

研修地(オクラホマ市)はどんなところですか?

研修地(オクラホマ市)はどんなところですか?
(左)学校外観 (右)寮外観

オクラホマシティは気温の寒暖差が激しく、日中の気温が25℃を超える暖かい日の翌日には10℃以下になるようなことも度々あります。そのため、体調管理は十分に気をつけています。しかし、雨の日が少なく、湿度も低い分、晴れていれば非常に過ごしやすいです。

嬉しい・充実していると感じることは?

教師や各国からの留学生と意思の疎通が取れたときに、自身の成長を感じることがあります。日々、多くの課題や宿題に追われ大変なこともありますが、論文やプレゼンテーションなどが成功したときは達成感を感じます。

食生活や生活での苦労は?

大学のカフェテリアや外食が中心です。電子レンジはあるので、スーパーで販売しているものを温めて食べることもあります。現地は車社会ですので、外を歩いている人はあまり見かけず、利用できる公共交通機関としてはバスになります。食事や移動手段に、不便を感じることがあります。

当社の海外研修制度は、現地での様々な経験を通し、語学をはじめ異国の文化や特色を学ぶことのできる貴重な機会です。また、その経験は当社のグローバル化や多様化する社会にも大きく貢献できると考えています。限られた時間を有意義に、自身が成長できるよう日々努力しています。

MJ-Board Meeting (マルゼン・ジュニア・ボード・ミーティング)

創設

2013年7月

活動目的

  1. 弊社の10年後のあるべき姿「グローバルな視点でサプライチェーンを最適化するロジスティクス・パートナー」 を具現化する中で、次世代のリーダーを育成する
  2. その為の経営課題に対し、若手社員の感性を活かしスピード感をもって対処する(所属部門を越えた交流・人脈形成も目的の一つとしている)

座長

代表取締役会長 浅井 俊之

顧問

社外取締役 内藤 彰信

主要な活動

  1. 定例会合での活動内容の発表、ディスカッション(毎月1回)
  2. 取締役会での発表(年間2回)
  3. 海外研修、社内外の交流

活動経過

第1期生

活動期間 2013年7月~2014年10月
メンバー 11名(2グループ)
テーマ ・丸全グループ独自のロジスティクスネットワークの構築
・トラック輸送力の確保への提言
海外研修 ベトナム・インドネシア
(左)インドネシア カリマンタン島にて (右)取締役会での発表の模様
(左)インドネシア カリマンタン島にて (右)取締役会での発表の模様

第2期生

活動期間 2014年8月~2015年8月
メンバー 10名(2グループ)
テーマ ・『植物工場』 に関わる物流サービスへの参入
・女性社員の活躍推進策
海外研修 カンボジア
取締役会での発表の模様
取締役会での発表の模様
カンボジア・アンコールワットにて
カンボジア・アンコールワットにて

第3期生

活動期間 2015年12月~2016年12月
メンバー 10名(2グループ)
テーマ ・マレーシアと日本双方向の川下物流を構築する
・きたるべき介護時代に備えた当社のビジネス・スタイルの構築
海外研修 マレーシア・シンガポール
(左)グループワークの模様 (右)マレーシア クアラルンプールにて
(左)グループワークの模様 (右)マレーシア クアラルンプールにて
マレーシア ジョホールバルにて
マレーシア ジョホールバルにて

第4期生

活動期間 2017年4月~2017年12月
メンバー 10名(2グループ)
テーマ ・『後続車両無人トラック隊列走行』のビジネスモデル構築に向けて
・アフリカ地域への進出を目指して
海外研修 ミャンマー
(左)定例会には座長の浅井会長が毎回出席 (右)取締役会での最終発表会
(左)定例会には座長の浅井会長が毎回出席 (右)取締役会での最終発表会
(左)海外研修ティラワ経済特区バルクターミナル建設現場訪問 (右)海外研修ミャンマーバガンの仏教寺院にて
(左)海外研修ティラワ経済特区バルクターミナル建設現場訪問 (右)海外研修ミャンマーバガンの仏教寺院にて

第5期生

活動期間 2018年5月~2019年4月
メンバー 10名(2グループ)
テーマ ・『不動産事業部設立によるCRE戦略の推進』~物流不動産事業の推進
・『MNEXT計画』~勝ち残る為の人の囲い込み
海外研修 タイ
(左)取締役会での発表の模様 (右)海外研修 JICA訪問
(左)取締役会での発表の模様 (右)海外研修 JICA訪問
(左)海外研修BOI(投資庁)訪問 (右)海外研修訪問先での質疑応答の模様
(左)海外研修BOI(投資庁)訪問 (右)海外研修訪問先での質疑応答の模様

第6期生

活動期間 2019年9月~2020年10月
メンバー 9名(2グループ)
テーマ ・『SDGsで丸全の未来とブランドをデザインする』
・『近い未来に求められる物流を考える』
海外研修 コロナ禍で自粛中
(左)緊張の初回会合 (右)取締役会で中間報告
(左)緊張の初回会合 (右)取締役会で中間報告
(左)卒業生も集合した交流新年会 (右)最終発表を終えた6期生メンバー
(左)卒業生も集合した交流新年会 (右)最終発表を終えた6期生メンバー

キャリアアップ

資格取得奨励制度

当社では、業務上不可欠なあるいは有用な資格を社内指定資格として定めており、通関士・運行管理者・危険物取扱者・衛生管理者・語学検定・簿記検定など多岐にわたります。社内指定資格の取得に際しては受験料の補助などのサポートを行うとともに、昇格の際の大きなアドバンテージとするなど、社員の資格取得を奨励しています。

物流専門資格取得制度

物流業界には高品質なサービスを提供することが求められており、多様化するお客様のニーズに対応するには、物流に関する知識と経験を有した人材を育成しなければなりません。そこで当社では、社団法人日本ロジスティクスシステム協会の主催する資格認定講座を受講し、所定の試験に合格した者に与えられる物流技術管理士や国際物流管理士、社団法人 日本インターナショナルフレイトフォワーダーズ協会が認定する国際複合輸送士などの物流専門資格の取得に注力しています。物流専門資格の取得者数は100名を超え、さまざまな職場で活躍しています。

ジョブローテーション制度

当社は、計画的な人事異動を行っています。海運、陸運、空運など、さまざまな業務を経験することで、3PL事業の核となるALL ROUNDERを育成します。また社員の適性を判断し、各人の能力が最大限発揮できる職場を見つけることも目的としております。

川崎研修センター「創生館」

当社の中核となる幅広い物流のプロを育成します

川崎研修センター「創生館」は、当社の創立90周年記念事業の一環として開設されました。そして創業の精神に則って「物流の分野において社会に貢献できる企業を目指し、当社の中核となる幅広い物流のプロを育成する」ことをミッションとしています。

①このミッションにふさわしい全グループ社員へ共通した教育を提供します
②従来の階層別教育を超えたより実践的な研修を行い、その内容・方法を絶えず見直します
③当社の新しい物流サービスを真摯に追求するため、物流のプロの育成に係る情報収集機能を果たします
④グループ全体の教育体系の変革をリードします

具体的には、当社の基盤事業である3PL事業を更に進化させIT・AIなどを活用したDXを推進するための先進的な教育研修のほか、これまでの階層別教育に加えグループ全社員やパートナーである協力会社に教育範囲を広げ、当社グループ全体の品質向上を目指します。社内研修だけではなく、WEB機能をあわせて活用することで、これまで発信できなかった情報を社内外に発信することで、顧客満足度と社員知識の向上に寄与します。

創生館
創生館
(左)エントランスホールの吹き抜け (右)1F大会議室は収容人数最大100名

当センターには、大小3つの会議室と宿泊施設が併設されており、最大100名の会議と宿泊研修や寮としても活用しています。近年、コロナ禍の影響で対面による集合教育が実施できず、社員間のコミュニケーションも不足していましたが、当センター開設の2022年4月からは感染防止対策を万全に新入社員教育を始め各種階層別教育を宿泊研修としてスタートすることが出来ました。
当センターに求められる教育研修は広範囲に及びますが、グループ社員が一丸となって川崎研修センター「創生館」の活用を推進すると共に、多くを学び、育ち、会社と社会に貢献できる人材を輩出できるよう努力して行きたいと思っております。

創生館
創生館
創生館
(左)大会議室前にある大型サイネージ2台で当社の会社案内や年表を見ることができます 
(右)2F多目的室(事務室2)大きなガラス窓の向こうは屋上
創生館
(左)寮生・宿泊者用の談話室は3~6階の各階に(写真は4階) (右)研修宿泊室(ツインルーム)